宝塚にしたに里山ラボ

宝塚市の西谷地区を盛り上げよう!と、様々な取り組みをされている「宝塚にしたに里山ラボ」。

市内の子育て世代に大人気の「ごはんフェス」や、おしゃれなレシピ集で注目を集めています。

最近では広報誌などでもよく名前を見かけますが、どんな団体なのでしょうか。

ZOOMで、代表の龍見さんとメンバーの前中さんにお話しを聞きました。

活動をはじめるきっかけってどんなものだったんですか?

龍見:

2017年に、宝塚NPOセンターのソーシャルビジネス講座で、私が西谷の課題やなんとかしたい!という想いを発表したんですが、それに共感してもらったメンバーで何かできないか、となって立ち上がりました。

ラボの活動が始まる前は、何か西谷に関連する活動をされていたんですか?

龍見:

ラボを立ち上げる前は、「西谷よいしょ」という広報誌のお手伝いをしていて、西谷のことをどうにかできないかなと考えている時期でした。

龍見さんは西谷出身なんですよね。前中さんも西谷出身なんですか?

前中:

私は宝塚市内で西谷ではないんですが、親戚が三田市や西谷にいて、西谷のことはよく知っていたし、元々縁がある地域でした。「西谷よいしょ」には、立ち上げメンバーとして入っていました。

活動の一歩目ってどんな感じだったのですか?

龍見:

どうだったかなぁ。立ち上げ当初は財源がなかったのでどうしようかと思っていたんですが、宝塚NPOセンターの方からアドバイスなどをもらって、助成金を紹介して頂いて、スタートしたという感じです。

メンバーに子育て世代が多かったので、西谷で親子に楽しんでもらえるイベント「ごはんフェス」を開催することになったのが1年目です。

ただ、イベントができるメンバーが集まったわけではなかったので、はじめの方は本当に手探りで厳しい意見をもらうことが多かったですね(笑)

今されている活動やイベントについて、詳しく教えてください!

・ごはんフェス

毎年秋に、西谷の自然を気軽に体験できる、親子連れで参加しやすいイベントです。

派生して、「ごはんフェスミニ」などもいれて毎年1〜2回開催しています。

・里山さくせん

里山のことを散策しながら知ってもらい、里山保全につなぐプロジェクトとしてシリーズ化していこうと思っています。

・さとやまの小さなおもてなし

里山の暮らしを体験できて、気軽に参加できるお餅つき、味噌づくりなどで、子育て世代と地域の方をつなぐイベントで、これまでも複数回開催して、たくさんのご家族に参加してもらいました。

・ともしびとゆらぎ

森の焚き火とコーヒー屋さん

主に、宝塚自然の家で活動をしています。

とってもあったかいイベントをされていますよね。参加される方は、リピーターの方が多いのですか?

前中:

リピーターの方も多いんですが、抽選がなかなか当たらなくてようやく参加できた!と言ってくださる方もいますね。

西谷地域は、身近でない方も多いかと思いますが、参加された方からはどんな声がありますか?

龍見:

最近、焚き火のイベントをやったんですが、自然に囲まれてのんびりできてよかったという声が多かったですね。

あと、転地学習で自然の家に来られていた方が親世代の方に多いみたいで、久しぶりに自然の家に来られて懐かしかった!という声も聞きますね。

レシピ集を作っておられますが、どんな内容なんですか?

前中:

年に1回発行していて、市内の食材や料理家、料理店とのコラボしながら作っています。

龍見:

西谷といえばお野菜だよね、ということで、おしゃれに楽しくPRできないかというアイデアから1年目から始まって、現在Vol.5まで発行しています。

図書館や公民館といった公共施設などで無料配布していますが、在庫限りという感じなので、探してみてください!

2021年の秋に、給食にレシピが採用されていましたね!

龍見:

そうなんです!実は立ち上げ当初から、レシピが給食になったらいいねと話していて、それが叶った形になりました。西谷と宝塚の地域をつなぎたいという想いで、やってきてよかったなと思った瞬間でした。

コアなメンバー以外にも色々な方を巻き込んで活動されているんですね。

龍見:

地域の方や、地元のシニアの方、あとはもともと参加者だった方が親子スタッフとして運営に関わってくださることもあって、とてもありがたいです。

前中:

ボランティアスタッフさんの管理やチーム体制については、まだあまり上手く仕組みができていないので、関わる方が多くなればなるほどそういう課題もあるなと思っています。

今後の展開を教えてください!

龍見:

やりたいことや思うところはたくさんあるんですが、参加者の方だけでなく、西谷という場所でしっかりと西谷の方と向き合って、ラボの役割としては、西谷と宝塚の地域をつなぐ部分だと思うので、西谷の課題解決の部分をしっかりやっていきたいなと思っています。

西谷の課題で、今一番取り組みたいところはどんなところですか?

龍見:

西谷に関しては、高齢化率がもうすぐ50%に迫ってくる中での人口減少や教育問題など様々ですが、逆に住みたいと言ってくれる人もいるので、もう少し西谷が開かれた地域になればいいなと思っています。

前中:

北部や南部関係なく、市内全体でじぶんごととして、西谷と繋がる機会をもっと増やしていきたいなと思います。

西谷を、昔の里山の姿を取り戻しながら生きた里山として、コロナ禍だからこそみんなの癒しや元気になれるスポットになれたらいいなと思います。

西谷を大事にしたいという想いを、ラボがつないでいく場になっているんですね。

現在地としては、法人化されたり、FMたからづかで代表の龍見さんが市長と話されていたり、活動も団体も大きくなってきているところですよね。

龍見:

そうですね、任意団体のままではできない部分を事業化することで自立した活動にしていくためにも、法人化という選択をしました。ただ、そうしたことによって新たな課題ももちろんありますし、認知度や活動が広がっていく中で嬉しい面も、葛藤する部分もあるので、みなさんと乗り越えながら、続けていけたらと思っています。

–ありがとうございました!

西谷に行きたいけれど車がないからいけない、という声も多いなか、お互いに話す機会も増やしていきながら、地域間で上手く連携体制を整えていくことが必要だなと感じたインタビューでした。

今後もより一層、連携を強めて一緒に宝塚を盛り上げて行きたいと思います!