担当課を直撃インタビュー「エイジフレンドリーシティの取り組みについて教えてくださ い!」

 宝塚市が平成27年(2015年)8月、WHO(世界保健機関)からエイジフレンドリーシティ・グローバルネットワークのメンバーとして、全国で2番目に承認され、平成29年(2017年)3月「お互いさまがあふれるまち宝塚」を基本理念とするエイジフレンドリーシティ宝塚行動計画を策定してから、6年が経ちました。

 今回は、宝塚市企画経営部 政策室 政策推進課 課長の古田さんをインタビューさせて
いただき、現在の取り組みとこれからについて、お伺いしてきました。

エイジフレンドリーシティ宝塚行動計画とはどういったものですか?

 エイジフレンドリーシティ宝塚行動計画では、「お互いさまがあふれるまちづくり」を目指しています。誰もが安心して住み続けることのできる地域づくりやお互いに支え合うまちを育みたいと考えています。

なぜ宝塚で取り組むのですか?

 大阪や神戸のベッドタウンとして発展した宝塚市は、昭和40年代に人口急増期を経験し、住宅の多くが山手に立地しています。開発されたニュータウンは時とともに高齢化し、人口減少、交通の問題、買い物の問題などを抱えています。これらの問題に対応するため、「すべての市民が高齢になってもいきいきと暮らすことができる都市は、誰にでもやさしい都市である」と考え、エイジフレンドリーシティの実現に取り組んでいます。
 市民、各種団体、事業者、行政など多様な主体が対等な立場で話し合える場や機会を設け 、エイジフレンドリーシティの実現に向けた協働の取り組みを実施しています。

市民が主体の取り組みは具体的にどのようなことがありますか?


 市民が主体で話し合う場として、宝塚市お互いさまのまちづくり縁卓会議(以下、「縁卓会議」という。)を定期的に設けています。公募により集まっていただいた市民の方々を中心として、エイジフレンドリーシティを具体的な取り組みとして実現するために、様々な活動をどのように行うのかを検討し、実行に移していくために話し合う場です。

 現在、「居場所」「健康・生きがい就労」「広報・情報」の3つのテーマに分かれて活動しています。

過去の縁卓会議の様子はこちら
https://www.city.takarazuka.hyogo.jp/kenkofukushi/1026176/age-friendly/1031671.html
※現在、感染症対策として縁卓会議はオンラインと少人数に絞っての対面で行っています。

2019年12月撮影

また、令和3年(2021年)3月1日〜31日まで、「縁フェス2020」が催され、メインデー(3月6日、7日)を含め、市内各地でお互いさまの活動が実施されました。 メインデー1日目は、宝塚市文化芸術センターにて、絵本の読み聞かせやダンス、弦楽器の演奏、タイルを使った工作、防災について学ぶワークショップが行われ、200人を超える方が来場されました。 メインデー2日目は、基調講演、オンライン体験ブース、市内の地域活動の様子がパネルや動画で紹介され市内のさまざまな「お互いさまの取り組み」を幅広い世代に知ってもらえる機会となりました。

縁フェスポータルサイトでは、市内の各団体の活動の様子を動画で引き続き見ていただくことができます。

https://afc-takarazuka.net/enfes2020-re

3月6日(土)縁フェスの様子

市内各地域で、地域の皆さまによって実施されている様々なエイジフレンドリーシティ(お互いさま)の取り組みも、エイジフレンドリーシティポータルサイトの活動情報
に掲載していますので、ぜひご覧ください。

活動情報
https://afc-takarazuka.net/data/

事業者との連携はどのように進んでいますか?


・株式会社セブン-イレブン・ジャパン

 株式会社セブン-イレブン・ジャパンとは、平成28年(2016年)1月27日に、「エイジフレンドリーシティ」「地域の見守り支援」「災害時の物資供給及び店舗営業の継続又は早期再開」のことに関する三つの協定書を締結し、今日まで連携した取組を行ってきました 。
 今後相互の連携をさらに強化し、宝塚市内における地域の一層の活性化と市民サービスの向上に資するため、令和3年(2021年)1月27日に包括連携協定を締結しました。
 本協定に基づき、以下の項目について相互に連携協力し取り組んでいきます。
(1)エイジフレンドリーシティの取組の推進に関すること
(2)多様性を認める社会の推進に関すること
(3)環境保全に関すること
(4)地域や暮らしの安全・安心の確保に関すること
(5)市政情報の発信に関すること
(6)その他、相互に連携、協力することが目的の達成に寄与すると認められる事項に関
すること

・第一生命保険株式会社
 地域社会の活性化と市民サービスの向上を図るため、令和2年(2020年)9月17日に第一生命保険株式会社と包括連携協定を締結しました。
 本協定に基づき、以下の項目について相互に連携協力し取り組んでいきます。
(1)健康増進、介護予防に関すること
(2)社会参加、雇用、いきがいづくりに関すること
(3)高齢者の支援に関すること
(4)情報発信に関すること
(5)エイジフレンドリーシティの取組のほか、本協定の目的を達成するための取組に関
すること

第一生命保険株式会社には、生涯設計デザイナーという資格を有する方がおられ、ひとりひとりのライフスタイルや多様なニーズ踏まえるコンサルティングをされています。
 また認知症サポーター養成講座を受けられており、地域包括センターと連携し、地域の見守り活動も積極的に実施されています。日ごろから地域に密着し、高齢者の方々と交流している生涯設計アドバイザーの強みを生かし、市内の健康診断、特定健診、がん検診の周知や熱中症、特殊詐欺被害防止、認知症、感染症予防に関するちらしを配布し、情報提供を行われています。
 また、市内のデイサービスセンターへ「認知症予防運動プログラムコグニサイズ」のDVDも提供されています。
 先日開催された、「縁フェス2020」では、健康増進、介護予防活動の一環として、血管年齢測定、肌年齢測定ブースを出展してくださいました。

・大塚製薬株式会社
 市民の健康維持・増進など、市民サービスの向上と健康的な生活を実現するため、令和3年(2021年)1月20日に大塚製薬株式会社と包括連携協定を締結しました。
 本協定に基づき、以下の項目について相互に連携協力し取り組んでいきます。
(1)エイジフレンドリーシティの取組に推進に関すること
(2)健康維持・増進に関すること
(3)スポーツ振興に関すること
(4)防災・減災対策等地域の安全・安心に関すること
 

 具体的には、市民の熱中症対策、フレイル(虚弱)対策につながる活動の支援があります。熱中症、水分補給についての講習会やフレイル対策講座の実施、医療機関等に関する高齢者への情報提供、また、スポーツイベントを通じて、トレーナーによる講習会の実施も予定されています。

宝塚市では、エイジフレンドリーシティの取り組みをはじめとした、企業との包括連携においても「高齢者になっても住み続けられるまちづくり」をこれからも目指します。